箕面おさるIPAを市ヶ谷で飲もう
箕面ビールの限定品「おさるIPA」入荷いたしました。
ゴールデンエールのIPA、この輝く金色が特徴です。コエドの毬花にも似てるようにも見えますが、おさるIPAはIBUが65で結構な苦味がありますしアルコール度数は6%ですので、見た目よりどっしりしてますし、箕面らしい苦味と香りがあります。
ところでなんで、「おさる」なの?と思うかもしれませんが、大阪の箕面では、野生の猿が出没するらしく、箕面ビールのトレードマークにもなっているようです。ホップをピアスにしてるのがかわいすぎますね。
IPAは今ちょうどアウトサイダーのバンイップオーストラリアIPAも提供中ですが、こちらは色がダークで香りもまた違います。苦みもあって甘味もあってフルーティな香り!IPAの飲み比べも楽しいですね。
クラフトビールの苦み(IBU)についての記事はこちら
常陸野ネストセゾン・ドゥ・ジャポン、ここくらふと新登場
常陸野ネストセゾン・ドゥ・ジャポン入りました!ここくらふと初登場でうs。ベルギーの伝統的なセゾンビールをリメイクし、米麹や柚子を加えたジャパニーズスタイルのセゾンにしたもの。セゾン酵母の香りに心地よい酸味がプラスされ、複雑な味わいとでもいいましょうか。本当に面白くユニークで、かつ、ワインのように上品な味わいを感じつつ、本来のセゾンらしいごくごく飲める良さがいっぱいのビールです。
あまり苦味もなくさわやかなので、セゾン・ドゥ・ジャポンは女性におすすめの味、という方もいらっしゃいますが、最近はちょっとこれも考え物のように思います。やはり人それぞれ好みは色々で、女性でもしっかりした苦味のある重いビールが好きな人もいれば、男性でもホワイトビールが大好きな人もいます。ときどき、お酒に強くないくせに「小麦系のビールは女性におすすめ」なんていってる男性って、ん~?と思いますね。
さて小麦系では富士桜高原ヴァイツエンが久々登場です。ヴァイツエンというと富士桜高原押しの人が多いですね。もう開栓するとサーバーの周りが酵母のにおいでプンプン!すごいですね。男性の方にも大変人気のビールです。
金しゃち ゴールデンエール、ここくらふと初登場
ここくらふと今季3度目!箕面桃ヴァイツエン10/21(土) 川中島白桃
箕面の桃ヴァイツエン、今年最終のロットが21日(土)に登場します!今回の桃の品種は、「川中島白桃」です。和歌山の八幡農園、あらかわの桃です。大玉で人気の品種をふんだんに使ってヴァイツエンとの相性抜群です。まったりしたヴァイツエンに、桃の香りがふわっとプラスされた逸品です!!
今年最後になります。今回も1樽のみ限定となりますので、お早目のご来店を。21日は混みあってますので、予約をしてからご来店することをおすすめします。
クラフトビールの適温
ビールの適温はどれくらいか、と言うとなかなか定義しづらいと思います。ビールはワイン同様に香りを最大限楽しむものですので、キンキンに冷やしてしまうと、せっかくのクラフトビールが何だかよくわからないものになります。
適温を大ざっぱに言ってしまえば、ピルスナーなどの日本人おなじみのラガービールで4℃~9℃、エールビールは9℃~13℃位が適正かもしれません。
低温の下面発酵=ラガー、高温の上面発酵=エール、となれば、適正温度は発酵温度と関係するのかなと思います。
とは言ってもビールのスタイルは多種あり、特にエールになると一概には言いにくいです。英国人は常温でエールを飲むともいいますが。
スタウトのようなちょっとモルティな黒ビールだと、温度が上がっていくにつれ、香りや舌触りが変わっていくのがよくわかり、甘みもいい感じでワインのように楽しめます。
なので最初から適温ではなく、冷たい状態から温席上昇を楽しむのがソフィストケートされた大人の飲み方…なーんて、このクソ暑いのに、んなこと言ってらんないですね!
ここくらふとでは夏になるとビールサーバーの温度を4℃位に設定します。といってもビールが4℃になるわけではありません
外気温に影響されやすいこの季節はふだんよりサーバーの温度を2~3℃下げるのです。体感的には冬場と変わらないとは思います。
ゆっくり温度変化を楽しむためにも、ゴクゴク飲むな!と言っても、喉ごしを楽しむのも日本人の大切な楽しみ方なのです。
ですので、最初の一杯はラガーをおすすめします。今ならプレミアムモルツやアウトサイダーのラガーがあります。ぜひパイントで、ゴクゴク、プハー・・・、を。
その後はお好きなエールをじっくりと。
といいながら、個人的にはコエドまり花のようなちょっとラガ一感あるビールもゴクゴク、ベルジアンホワイトのような苦みのないビールも大ジョッキでサーッと飲みたくなりますので、人それぞれの楽しみ方があると思います。
本日のクラフトビール&苦みのお話
クラフトビールメニューのタイトルが「本日のビール」とありますが、「本日のビールは何ですか?」と聞かれることがあります。
クラフトビール以外に、もう一つ、本日のビールがあると思われるようですが、一応、クラフトビールは日々変わっていきますので、本日のビールはこのページに書いてあるすべてですよ、とお答えしています。
さて、本日のビールは。
COEDO毬花
ヒューガルデンホワイト
箕面WIPA
ガージェリースタウト
アウトサイダー オーストラリアヴァンイップIPA
田沢湖 シトラスシャワーエクストラピルス
常陸のネスト だいだいエール
です。
どれもお勧めですが、期間限定の新商品、シトラス系ホップを使った田沢湖のエクストラピルスは、ピルスナーベースですがIPA以上に苦い、IBU=73(苦みの指数)、ラガーらしい喉越しもあって、最高です。
だいだいエールもとても人気があります。常陸のネストではスタイルはIPAと言ってますが、IBUは14であまり苦くなく、私はフルーツビールとかエールとかという分類でいいのではないの?と思ってます。
IBUの話が出たので、定番の箕面W-IPAのIBUがいくらかと言うと、IBU56です。
一概にIBUだけで苦みは図れませんね。箕面WIPAはモルトの甘味もたっぷりあるので、おもったほど苦みは感じません。ただホップを倍量使ってるだけあって、箕面らしいフルーティな芳醇な香りがむしろ際立ってますね。
IBU=100超えるビールが苦いか、というと、色々な味の要素からそう苦みを感じなかったりしますから。
COEDO毬花はIBU45. セッションIPAですので、苦みは十分。でも私はコエドは、苦みというより辛味が特徴かなと思ってます。
そして、色々苦みを味わってみて思うのは、今回のような田沢湖のピルスナータイプのシンプルなビールこそ、苦みをガツンと感じます。
IBUは、国際苦味単位とはいえ、ちょっと複雑な計算でして、
IBU= (ホップ使用量 × アルファ酸度 × 実際に使用されるアルファ酸の割合)/(麦芽汁の体積×1.34)
だそうです。アルファ酸度というのは文字づらで見ると酸味を表すように誤解してしまいそうですが、苦みの指標で、この数値に合わせてホップの量を加えるのだそうです。
国産大手ビールですと、アサヒスーパードライのiBUが、16なんだそうです。ひゃー、と思いました。エビスが一番苦くて、IBU25。道理で。プレモルが21でバランス的には一番いいかもですね!
クラフトビールと手打ち点心で一人呑み支援!晩酌セットプラス
晩酌セット(写真¥1,500)は一人呑みとしてご好評いただいておりますが、
点心はセット品が多く追加で頼みにくい、というご意見を頂戴し、晩酌セットプラスA/Bのご提供を開始します。
<晩酌セットプラス(晩酌セットご注文の方のみ)>
Aセット
海老蒸し餃子×1、エビとアボカドの春巻×1 ¥400
Bセット
焼き餃子×1、にら饅頭×1、大根もち×1 ¥450
晩酌セットをお召し上がりになってみて、もうちょっと食べたいなぁ、というときに、ぜひご注文ください。A,B両方でも構いません!
※晩酌セットはお一人向け商品のため、グループでご注文の際は、人数分のご注文をお願いいたします。
※なにぶん、すべて手作り品につき、万一、欠品の際は、代替品をご提案させていただきますので、ご了承願います。
なお、ビールは、常陸のネストだいだいエールが入ってます。柑橘のさわやかなフルーツビール。今週末には田沢湖ビールの限定新商品シトラスシャワーエクストラピルス(ピルスナーベースで、シトラスホップに強烈な苦みがプラス)をご提供予定です!!
BelleVue Kriek ベルビュークリーク ここくらふと新登場
ベルビュークリークが入荷しました(もちろん樽生です)。
野生の天然酵母で作り、1-2年熟成させたビールです。通常のビールは製造の過程で酵母を加えますが、このビールは、醸造所の空気中に含まれる酵母のみを使って発酵させています。まさに自然発酵。
熟成の早い段階で、地元産のさくらんぼ(クリューク)を加え、6~9か月間漬け込むそうです。合計1-2年、場合によっては3年になるらしいですが、ビールとしてはとても長い熟成期間です。
スタイルはランビックですが、チェリー入りですのでフルーツビールともいえます。爽やかなルビー色が、まるでビールとは思えません。が、ホップの苦みもきちんとあります。
何よりフルーティでビールの苦手な方にも飲みやすいかと思います。もちろん、ビール好きも「おお!」という反応です。
専用のゴブレットでのご提供となり、おしゃれな感じですが、実はこれは泡もちをよくさせるためなのです。
ベル・ビューは1913年、ベルギー、ブリュッセルの郊外で創設されたブルワリーですが、その後、合併などを繰り返し、現在はアンハイザー・ブッシュ・インベブの傘下になっています。
海外のサイトも色々調べましたが、あまり資料がないのがちょっと寂しいですね。情報求む!という感じです。
ヒューガルデンホワイト、おいしさの秘密 from 市ヶ谷
ヒューガルデンホワイト、提供始めました。さて、おいしさの秘密とは。
ヒューガルデンホワイトというとオレンジピールとコリアンダーが加えられた小麦のビール(厳密にいうと発泡酒)で有名です。1445年から醸造開始の歴史あるビール。
生樽は、ベルギーで樽詰めされ直送されていますが、もちろん無濾過で、しかも樽詰めの際、酵母とシュガーが加えられ、二次発酵させるので、さらに熟成した美味しさがあるのです!
秘密その1.ユニークな醸造プロセス。”高温”と”二次発酵”
1. 18-25℃で5日間熟成。かなり高い25℃で、超熟成させる。
2. そのあと、さらに、3-4日間、18℃に下げ熟成させる。これで、ビールの若い味がなくなりまろやかになる。次に、遠視分離させて酵母を除く(この温度だと凝集や沈降させて除くことが不可)
3. 樽詰めの時に、酵母と砂糖を加えて2次発酵。21-25℃で1~2週間熟成させる。
秘密その2. 現地の原材料だからいい
まず麦系は、大麦が55%、小麦が45%の比率。そして、ホップ、天然水、オレンジピール、コリアンダーが加えられています。
天然水ということで、ミネラルたっぷりの硬水が使われているということになります。水は、醸造の過程で酵母の活性に影響を与えます。エールビールは硬水の方が、より熟成が進み、よりまったりとした味わいになるのだと思います。
秘密その3. 冷たいままで専用タンブラー
専用グラスは400mlと800ml(デカっ)。六角形で、角々形状なので、瓶を持つ手がべったり触れることがなく、冷たいまま飲める。
エールビールにありながら、推奨温度は3℃だそうです。個人的にはもう少し高くてもいいですが
Miyama Blonde – セゾンビール ここくらふと初登場
本日、志賀高原ビールのMiyama Blonde (ミヤマブロンド)入荷しました!。
自家栽培した美山錦(酒米)と信州早生(ホップ)を使用した、甘い果実のようなアロマとキリッとした苦み、スッキリした飲み口が特長のエールビールです。色は黄金色。
醸造所の玉村本店によると、スタイルはジャパニーズ・セゾンとされていますが、要はベルギースタイルセゾンのことです。
ベルギースタイルセゾンとは
ワロニアのエノー州を中心とした農作地帯で、農家が冬の農閑期に醸造し、夏の農作業中に飲むため様々に工夫が施された非常に地方色あふれる古典的な上面発酵ビールである。(酒造奉行所ベルギービールの魅力より)
夏の農作業中に飲む(!)って、びっくり、というか、羨ましいというか、おおらかというか。だからこそ、アルコール度数は5%程度にし、ホップの苦みを聞かせ、ドライで酸味のある味にしたそうです。
汗をぬぐいならごくごくと、、すっきりさわやか~そしてのど越しってところでしょうか。シーズンビールともいわれているそうです。
農繁期に季節労働者を受け入れるための福利厚生として、「うちは労働者にビールを〇リッター提供する」というのをウリにしていたそうです。
シリー醸造所というところでは一人1日8リットルのビールを提供していたそうです。8リットルって何パイントよ。20パイント近い?
夏の暑い時期の肉体労働ですから水同様ってことでしょう。いい感じにアルコールが回れば暑さもあまり感じないかもしれません。
現在はどちらかというと、味の特徴というよりも、ペールからアンバーな色の5~6%のビールをセゾンビールという傾向にあるらしいですが、このMIYAMA BLONDEは本来のセゾンビールに準じたスタイルを目指し、なおかつ、地産地消という考えと、美山錦という独自性をプラスしたユニークな味わいではないかと思います。