ビール
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クラフトビールの適温
2017.07.19
ビールの適温はどれくらいか、と言うとなかなか定義しづらいと思います。ビールはワイン同様に香りを最大限楽しむものですので、キンキンに冷やしてしまうと、せっかくのクラフトビールが何だかよくわからないものになります。
適温を大ざっぱに言ってしまえば、ピルスナーなどの日本人おなじみのラガービールで4℃~9℃、エールビールは9℃~13℃位が適正かもしれません。
低温の下面発酵=ラガー、高温の上面発酵=エール、となれば、適正温度は発酵温度と関係するのかなと思います。
とは言ってもビールのスタイルは多種あり、特にエールになると一概には言いにくいです。英国人は常温でエールを飲むともいいますが。
スタウトのようなちょっとモルティな黒ビールだと、温度が上がっていくにつれ、香りや舌触りが変わっていくのがよくわかり、甘みもいい感じでワインのように楽しめます。
なので最初から適温ではなく、冷たい状態から温席上昇を楽しむのがソフィストケートされた大人の飲み方…なーんて、このクソ暑いのに、んなこと言ってらんないですね!
ここくらふとでは夏になるとビールサーバーの温度を4℃位に設定します。といってもビールが4℃になるわけではありません
外気温に影響されやすいこの季節はふだんよりサーバーの温度を2~3℃下げるのです。体感的には冬場と変わらないとは思います。
ゆっくり温度変化を楽しむためにも、ゴクゴク飲むな!と言っても、喉ごしを楽しむのも日本人の大切な楽しみ方なのです。
ですので、最初の一杯はラガーをおすすめします。今ならプレミアムモルツやアウトサイダーのラガーがあります。ぜひパイントで、ゴクゴク、プハー・・・、を。
その後はお好きなエールをじっくりと。
といいながら、個人的にはコエドまり花のようなちょっとラガ一感あるビールもゴクゴク、ベルジアンホワイトのような苦みのないビールも大ジョッキでサーッと飲みたくなりますので、人それぞれの楽しみ方があると思います。
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本日のクラフトビール&苦みのお話
2017.06.19
クラフトビールメニューのタイトルが「本日のビール」とありますが、「本日のビールは何ですか?」と聞かれることがあります。
クラフトビール以外に、もう一つ、本日のビールがあると思われるようですが、一応、クラフトビールは日々変わっていきますので、本日のビールはこのページに書いてあるすべてですよ、とお答えしています。
さて、本日のビールは。
COEDO毬花
ヒューガルデンホワイト
箕面WIPA
ガージェリースタウト
アウトサイダー オーストラリアヴァンイップIPA
田沢湖 シトラスシャワーエクストラピルス
常陸のネスト だいだいエール
です。
どれもお勧めですが、期間限定の新商品、シトラス系ホップを使った田沢湖のエクストラピルスは、ピルスナーベースですがIPA以上に苦い、IBU=73(苦みの指数)、ラガーらしい喉越しもあって、最高です。
だいだいエールもとても人気があります。常陸のネストではスタイルはIPAと言ってますが、IBUは14であまり苦くなく、私はフルーツビールとかエールとかという分類でいいのではないの?と思ってます。
IBUの話が出たので、定番の箕面W-IPAのIBUがいくらかと言うと、IBU56です。
一概にIBUだけで苦みは図れませんね。箕面WIPAはモルトの甘味もたっぷりあるので、おもったほど苦みは感じません。ただホップを倍量使ってるだけあって、箕面らしいフルーティな芳醇な香りがむしろ際立ってますね。
IBU=100超えるビールが苦いか、というと、色々な味の要素からそう苦みを感じなかったりしますから。
COEDO毬花はIBU45. セッションIPAですので、苦みは十分。でも私はコエドは、苦みというより辛味が特徴かなと思ってます。
そして、色々苦みを味わってみて思うのは、今回のような田沢湖のピルスナータイプのシンプルなビールこそ、苦みをガツンと感じます。
IBUは、国際苦味単位とはいえ、ちょっと複雑な計算でして、
IBU= (ホップ使用量 × アルファ酸度 × 実際に使用されるアルファ酸の割合)/(麦芽汁の体積×1.34)
だそうです。アルファ酸度というのは文字づらで見ると酸味を表すように誤解してしまいそうですが、苦みの指標で、この数値に合わせてホップの量を加えるのだそうです。
国産大手ビールですと、アサヒスーパードライのiBUが、16なんだそうです。ひゃー、と思いました。エビスが一番苦くて、IBU25。道理で。プレモルが21でバランス的には一番いいかもですね!
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クラフトビールと手打ち点心で一人呑み支援!晩酌セットプラス
2017.06.12
晩酌セットは一人呑みとしてご好評いただいております。ありがとうございます。
そこで朗報。追加で点心はセット品が多く追加で頼みにくい、というご意見を参考に、晩酌セットプラスA/Bのご提供を開始します。
<晩酌セットプラス(晩酌セットご注文の方のみ)>
Aセット:
手打ち海老蒸し餃子×1、えびの鹿の子揚げ×1
Bセット:
焼き餃子×1、手打ち紫キャベツとホタテ蒸し餃子×1、大根もち×1
いかがでしょうか。
まずは、晩酌セットをお召し上がりになってみて、もうちょっと食べたいなぁ、というときに、ぜひご注文ください。もちろん、A,B両方でも、片方だけでも構いません!
※晩酌セットはお一人向け商品のため、グループでご注文の際は、人数分のご注文をお願いいたします。
※なにぶん、すべて手作り品につき、万一、欠品の際は、代替品をご提案させていただきますので、ご了承願います。
なお、ビールは、常陸のネストだいだいエールが入ってます。柑橘のさわやかなフルーツビール。今週末には田沢湖ビールの限定新商品シトラスシャワーエクストラピルス(ピルスナーベースで、シトラスホップに強烈な苦みがプラス)をご提供予定です!!
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BelleVue Kriek ベルビュークリーク ここくらふと新登場
2017.05.24
ベルビュークリークが入荷しました(もちろん樽生です)。
野生の天然酵母で作り、1-2年熟成させたビールです。通常のビールは製造の過程で酵母を加えますが、このビールは、醸造所の空気中に含まれる酵母のみを使って発酵させています。まさに自然発酵。
熟成の早い段階で、地元産のさくらんぼ(クリューク)を加え、6~9か月間漬け込むそうです。合計1-2年、場合によっては3年になるらしいですが、ビールとしてはとても長い熟成期間です。
スタイルはランビックですが、チェリー入りですのでフルーツビールともいえます。爽やかなルビー色が、まるでビールとは思えません。が、ホップの苦みもきちんとあります。
何よりフルーティでビールの苦手な方にも飲みやすいかと思います。もちろん、ビール好きも「おお!」という反応です。
専用のゴブレットでのご提供となり、おしゃれな感じですが、実はこれは泡もちをよくさせるためなのです。
ベル・ビューは1913年、ベルギー、ブリュッセルの郊外で創設されたブルワリーですが、その後、合併などを繰り返し、現在はアンハイザー・ブッシュ・インベブの傘下になっています。
海外のサイトも色々調べましたが、あまり資料がないのがちょっと寂しいですね。情報求む!という感じです。
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ヒューガルデンホワイト、おいしさの秘密 from 市ヶ谷
2017.05.12
ヒューガルデンホワイト、提供始めました。さて、おいしさの秘密とは。
ヒューガルデンホワイトというとオレンジピールとコリアンダーが加えられた小麦のビール(厳密にいうと発泡酒)で有名です。1445年から醸造開始の歴史あるビール。
生樽は、ベルギーで樽詰めされ直送されていますが、もちろん無濾過で、しかも樽詰めの際、酵母とシュガーが加えられ、二次発酵させるので、さらに熟成した美味しさがあるのです!
秘密その1.ユニークな醸造プロセス。”高温”と”二次発酵”
1. 18-25℃で5日間熟成。かなり高い25℃で、超熟成させる。
2. そのあと、さらに、3-4日間、18℃に下げ熟成させる。これで、ビールの若い味がなくなりまろやかになる。次に、遠視分離させて酵母を除く(この温度だと凝集や沈降させて除くことが不可)
3. 樽詰めの時に、酵母と砂糖を加えて2次発酵。21-25℃で1~2週間熟成させる。
秘密その2. 現地の原材料だからいい
まず麦系は、大麦が55%、小麦が45%の比率。そして、ホップ、天然水、オレンジピール、コリアンダーが加えられています。
天然水ということで、ミネラルたっぷりの硬水が使われているということになります。水は、醸造の過程で酵母の活性に影響を与えます。エールビールは硬水の方が、より熟成が進み、よりまったりとした味わいになるのだと思います。秘密その3. 冷たいままで専用タンブラー
専用グラスは400mlと800ml(デカっ)。六角形で、角々形状なので、瓶を持つ手がべったり触れることがなく、冷たいまま飲める。
エールビールにありながら、推奨温度は3℃だそうです。個人的にはもう少し高くてもいいですが
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Miyama Blonde – セゾンビール ここくらふと初登場
2017.04.26
本日、志賀高原ビールのMiyama Blonde (ミヤマブロンド)入荷しました!。
自家栽培した美山錦(酒米)と信州早生(ホップ)を使用した、甘い果実のようなアロマとキリッとした苦み、スッキリした飲み口が特長のエールビールです。色は黄金色。醸造所の玉村本店によると、スタイルはジャパニーズ・セゾンとされていますが、要はベルギースタイルセゾンのことです。
ベルギースタイルセゾンとは
ワロニアのエノー州を中心とした農作地帯で、農家が冬の農閑期に醸造し、夏の農作業中に飲むため様々に工夫が施された非常に地方色あふれる古典的な上面発酵ビールである。(酒造奉行所ベルギービールの魅力より)
夏の農作業中に飲む(!)って、びっくり、というか、羨ましいというか、おおらかというか。だからこそ、アルコール度数は5%程度にし、ホップの苦みを聞かせ、ドライで酸味のある味にしたそうです。
汗をぬぐいならごくごくと、、すっきりさわやか~そしてのど越しってところでしょうか。シーズンビールともいわれているそうです。
農繁期に季節労働者を受け入れるための福利厚生として、「うちは労働者にビールを〇リッター提供する」というのをウリにしていたそうです。
シリー醸造所というところでは一人1日8リットルのビールを提供していたそうです。8リットルって何パイントよ。20パイント近い?
夏の暑い時期の肉体労働ですから水同様ってことでしょう。いい感じにアルコールが回れば暑さもあまり感じないかもしれません。
現在はどちらかというと、味の特徴というよりも、ペールからアンバーな色の5~6%のビールをセゾンビールという傾向にあるらしいですが、このMIYAMA BLONDEは本来のセゾンビールに準じたスタイルを目指し、なおかつ、地産地消という考えと、美山錦という独自性をプラスしたユニークな味わいではないかと思います。
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市ヶ谷で楽しむ、ガージェリーリュトン・グラス
2017.04.24
発売以来、大変好評のガージェリーですが、お客様から専用グラスは無いのか、とよく聞かれておりました。さすが皆さまお詳しい。
そこで、リュトンを本日から導入いたします。
いかがでしょう!なんてスタイリッシュ。
グラスは薄くて上品な形状で、台座はずっしりとした重さがあります。1個1個職人さんが手作りをしているそうです。取り扱いを慎重にしないと、、と緊張の思いです。
レギュラーサイズの340mlのグラスを導入いたしますので、販売ラインナップも原則このグラスサイズのみとします。(飲み放題のときは通常グラスでのご提供となります)
本日はスタウトがありますので、スタウトをリュトンで。ぜひぜひお試しください
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田沢湖ビール ラオホ ここくらふと初登場
2017.04.10
今日は、Google ストリートビューの屋内版の撮影でした。(一流のカメラマンさんとアートディレクターさんがお見えになりました♡)
ストリートビューは道路沿いの風景を360度見れるサービスですが、屋内版は、店舗の中も見ることができます。カウンターやテーブル席、ビールサーバーまで。
これは屋内のビューを見せたい店舗側が、Googleに登録申請しないと、ストリートビュー上で見ることはできません。店の外観だけでなく、店内の様子もわかると、これから利用したいお客様にとっては便利なサービスですね。登録までは1か月ほど要すそうです。
さてさて新しいビール。田沢湖のラオホが入りました。モルトを燻製させたスモーキーなビール。ホップの苦みもしっかりあって、スタイルはラオホボックになります(上面発酵)。色は褐色で、アルコール度数はなんと8%。お肉と合うような、オトナの味です。お試しください。
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ここくらふとよりクラフトビール情報!
2017.04.05
このところ、ビール情報を更新していませんでした。都度入れ替わっているのですが、スミマセン。
このところ、在庫管理がうまくいかず、タップ数の少ない週明けを迎えたリ、空樽だけがあふれかえっており、大汗の毎日です。
昨日は富士桜高原ヴァイツェンが入りました。業界の人には人気のビールのようです。とても酵母感たっぷり~という感じのビールですが、あんがいキレもよくシュワシュワ感もあって独特です。ここくらふとでは、ヴァイツェンはしばしば箕面ビールを入れてますが、あの箕面よりも酵母を感じ、かつモルトの甘味は抑えめな感じです。
田沢湖ビールの桜こまちも引き続き入れています。さくら点心セットが22日まで続くのでそれまでは常備します。ちょうどいま桜が満開ですね。
新・プレミアムモルツも引き続きいれていますが、残りわずか。5年ぶりリニューアルのピルスナーは、2度目の香りの山がもっと大きくなったのが特長で温度変化を楽しむとよいでしょう。
今日箕面WIPA、明日はガージェリースタウトがまた入荷し、今週末にはラオホ、来週にはフルーツビールが入荷する予定です。お楽しみに!
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新ビールとメニュー
2017.03.01
- 田沢湖ケルシュ、スワンレイクバイツェン入荷
- 本日のメニュー、豆腐のヘルシー焼売、チャーハンのちまき風
- 引き続き、予約キャンペーン中。お一人様、餃子2個サービス
ブログに書く場合はSEO対策として文書は長い方がいいのですが、SNSに掲載される場合は見出しがあった方がいいかと、こうしてみました。
さて、このところ、人気のものをリピートしてることが多かったのですが、ここくらふとのお初ビールが今日入りました。田沢湖のケルシュは、ほのかで上品な香りでラガー感たっぷり!一杯目にごくごく飲んで喉の渇きを潤したいビール。スワンレイクヴァイツエンは、驚くほどピリッと辛口で個性的な味で、これも一杯目にも良さそう。どちらもかなり好きです。
本日のメニューに追加です。豆腐がたっぷり入ったヘルシー焼売は、海老を入れずに優しい味に作りました。チャーハンのちまき風は、即席でちまきが食べたいときにどうしようかなと考えついたものです。味付けはレギュラーメニューの粽に似ていますが、具材は、しいたけ、たけのこ、チャーシュー、そして、うずらの茹で卵が入ります。通常のちまきはもち米を浸水し、1時間蒸すのですで、すぐには食べられないもので。数量限定です。
そしてそして、事前予約キャンペーンは4月末までは続ける予定です。前日までに店の電話か、ホームページもしくは店主のSNSなどで予約をすると、おひとり様餃子が2個付きます。予約は2名様より。食べログ専用電話は対象外です。ぜひ予約をしてご来店ください。