W志賀
2022.12.15
<似て非なるW志賀>
左: 志賀高原インディアミヤマラガー (Cold IPA)
右: 志賀高原One in a Thousand (West Coast IPA)
ミヤマラガーは苦みもガツンと来るけどドライな感じが立っています。
One in a Thousandは、もう少し深みのある苦味で、香りも柑橘からトロピカルな感じまで複雑な感じですが、さほど苦くなく、飲みやすい仕上がり。
どちらもアルコール度数6%。見た目同じなのでブラインドするまでなく、飲み比べテストすると面白いと思います。
今年はよく見かけたCold IPAというスタイルですが、=ラガーとういい方をするブルワリーさんもいらっしゃいます。
どうもIPLとCold IPA の区別がわからないな、と思う人も多いのではないでしょうか。
IPLはインディア・ペール・ラガー。ホップが多い苦いラガー(キッパリ)。わりと前からありました。
COld IPAは、ラガー酵母を使った、ホップをたくさん使うラガー、という扱いでアメリカで誕生したそうです。また副原料として米やコーンなどを使うという特徴もあり。
でも明らかな違いは、IPLは下面発酵だけれど、Cold IPAは上面発酵ということ。
とするとCold IPAの方がもう少し複雑な味わいなのかな、とは何となく思うわけですが、ビールのスタイルは「こうだからこう」という具合にきっちり定義しうるものでもないですし、垣根もよくわからなくなっています。だから面白いのだし、自由な発想で色々なビールが生まれるかもしれませんね。
で、インディアミヤマラガーは、明らかにIPLではないとブルワリーさんも断言しており、たしかにミヤマというだけあってお米も入っていて、定義的にも、ガツンとくる味もIPAだよなと感じます。
・・という、志賀愛溢れる、なんだかよくわからない説明となりましたが、ぜひ体験ください。
利き酒をするためにこの二つを出したわけではなく、どうしても急に樽が空いてしまうと、在庫状態によっては、予定外のビールを開栓してしまうことがあります(ビアバーあるある?)。そんなに忙しいわけではないのですが。
今開けている、うちゅうのマントルも黄金色なので、こんな色だらけになってしまいましたが。色は似てますが、味も香りも違い、ちょっと通好みなラインナップになっているかもしれません。