本日のクラフトビール&苦みのお話
2017.06.19
クラフトビールメニューのタイトルが「本日のビール」とありますが、「本日のビールは何ですか?」と聞かれることがあります。
クラフトビール以外に、もう一つ、本日のビールがあると思われるようですが、一応、クラフトビールは日々変わっていきますので、本日のビールはこのページに書いてあるすべてですよ、とお答えしています。
さて、本日のビールは。
COEDO毬花
ヒューガルデンホワイト
箕面WIPA
ガージェリースタウト
アウトサイダー オーストラリアヴァンイップIPA
田沢湖 シトラスシャワーエクストラピルス
常陸のネスト だいだいエール
です。
どれもお勧めですが、期間限定の新商品、シトラス系ホップを使った田沢湖のエクストラピルスは、ピルスナーベースですがIPA以上に苦い、IBU=73(苦みの指数)、ラガーらしい喉越しもあって、最高です。
だいだいエールもとても人気があります。常陸のネストではスタイルはIPAと言ってますが、IBUは14であまり苦くなく、私はフルーツビールとかエールとかという分類でいいのではないの?と思ってます。
IBUの話が出たので、定番の箕面W-IPAのIBUがいくらかと言うと、IBU56です。
一概にIBUだけで苦みは図れませんね。箕面WIPAはモルトの甘味もたっぷりあるので、おもったほど苦みは感じません。ただホップを倍量使ってるだけあって、箕面らしいフルーティな芳醇な香りがむしろ際立ってますね。
IBU=100超えるビールが苦いか、というと、色々な味の要素からそう苦みを感じなかったりしますから。
COEDO毬花はIBU45. セッションIPAですので、苦みは十分。でも私はコエドは、苦みというより辛味が特徴かなと思ってます。
そして、色々苦みを味わってみて思うのは、今回のような田沢湖のピルスナータイプのシンプルなビールこそ、苦みをガツンと感じます。
IBUは、国際苦味単位とはいえ、ちょっと複雑な計算でして、
IBU= (ホップ使用量 × アルファ酸度 × 実際に使用されるアルファ酸の割合)/(麦芽汁の体積×1.34)
だそうです。アルファ酸度というのは文字づらで見ると酸味を表すように誤解してしまいそうですが、苦みの指標で、この数値に合わせてホップの量を加えるのだそうです。
国産大手ビールですと、アサヒスーパードライのiBUが、16なんだそうです。ひゃー、と思いました。エビスが一番苦くて、IBU25。道理で。プレモルが21でバランス的には一番いいかもですね!