日清製粉「製粉ミュージアム」
2026.09.29

先週、館林にある日清製粉の「製粉ミュージアム」まで行ってきました。お土産にお好み焼き粉までいただけるからのも大きい(笑)。
近ごろ饅頭や包子やさまざまなタイプの点心の試作を重ねていて、小麦粉の違いによる生地の変化を実感し、改めて小麦粉そのものを知りたいと思っていたところでした。
小麦粉は、お米とはずいぶん違う方法で作られています。
小麦は外側の「ふすま」が硬いため、お米のように外側から削っていくのではなく、まず粒を砕き、それを何度もふるいにかけながら、胚乳の部分を取り出して粉にしていきます。胚芽があるのはお米と同じですが、製粉には想像以上に手間がかかります。
また、一つの小麦から強力粉・中力粉・薄力粉ができるわけではありません。それぞれ原料となる小麦の種類や産地が異なり、中力粉にはオーストラリア産、強力粉にはアメリカやカナダ産など、それぞれの用途に適した小麦が使われています。国産小麦は北海道産が大部分を占めています。
粉の性質には原料小麦に含まれるタンパク質量が大きく関係します。実際に饅頭や肉まんを作っていると、タンパク質量の違いによって、水分の吸収量や、生地の伸び方や食感、仕上がりがかなり変わることを実感します。普段何気なく使っている小麦粉ですが、原料までさかのぼって知るとなかなか面白い。
そして、なぜ日清製粉のミュージアムが館林にあるのか。
館林周辺ではもともと小麦栽培が盛んで、その土地の小麦を背景に製粉業が発展しました。そこから正田貞一郎らが事業を大きく発展させ、現在の日清製粉へとつながっていきます。
小麦を作る土地があり、製粉する技術が生まれ、そこから粉食文化が育っていく。群馬にうどんやパスタなどの小麦文化が根付いていることも、こうして見ると全部つながっています。
でも結論。
やっぱり日本人には、お米をもっと食べてほしいという気持ちは変わりません。
その一方で、小麦は間違いなく私たちの食文化を豊かにしてくれたものだと思っています。パン、麺、餃子、饅頭、点心、お菓子――小麦だからこそ生まれた食べものは本当にたくさんあります。
米を大切にしながら、小麦の面白さももっと知る。今回の見学で、そんなことを改めて考えました。
そして、アンケートに答えて、お好み焼き粉もしっかりいただいて帰り、すぐ家でお好み焼きを作りました。





