老麺スコーン(試作3回目)
2024.10.10
アフタヌーンティーレッスン用老麺スコーンの試作、第3回目!
今回はオリエンタル風の黒ごまスコーンを試作しました。もちろんオリジナルレシピです。中華テイストを取り入れ、老麺(発酵生地)の活用をテーマにしています。
英国式の伝統スコーン作りというよりも、老麺ならではの特徴をスコーンでどう引き出すかが今回のポイントです。しかし、スパッと型抜きして理想的な腹割れにもこだわりたくなります。今回の試作では20個焼いた中で、満足のいく仕上がりは約5個といったところです。
今回は高さ1.5cmで生地を抜いてみました。老麺を使うと生地がしっとりと重くなるため、大きめにすると軽さが失われがちです。ミニサイズにすることで、よりサクサク感が出るのが特徴です。しかし、理想の腹割れスコーンにするには、生地を抜く高さはやはり2~2.5cmほどがセオリーでしょうか。老麺では難しいところもありますが、サクサク感を引き出す秘訣があります。
目指すのは、パンとクッキーの中間のような食感です。老麺特有の膨張感や乳酸菌由来の酸味が、スコーンに独特の食感と旨味を加え、絶妙な味わいに仕上がります。
一昨日焼いた試作品は料理教室の生徒さんに味わっていただき、今日の焼きたてスコーンも、来店されたお客様やスタッフに試食していただきました。最近はディナータイムにいらっしゃる生徒さんも増えており、試作品について直接ご意見をいただける機会が増えています。ご友人や同僚を連れて来られる方、生徒さん同士でいらっしゃる方、お一人でゆっくり楽しむ方など、さまざまな形で教室にいらしていただいています。
試作品をお試しの際には、ぜひ忌憚のないご意見をお聞かせください(コース受講中の生徒さんにはささやかながらお食事の割引特典もございます)。