Miyama Blonde – セゾンビール ここくらふと初登場
2017.04.26
本日、志賀高原ビールのMiyama Blonde (ミヤマブロンド)入荷しました!。
自家栽培した美山錦(酒米)と信州早生(ホップ)を使用した、甘い果実のようなアロマとキリッとした苦み、スッキリした飲み口が特長のエールビールです。色は黄金色。
醸造所の玉村本店によると、スタイルはジャパニーズ・セゾンとされていますが、要はベルギースタイルセゾンのことです。
ベルギースタイルセゾンとは
ワロニアのエノー州を中心とした農作地帯で、農家が冬の農閑期に醸造し、夏の農作業中に飲むため様々に工夫が施された非常に地方色あふれる古典的な上面発酵ビールである。(酒造奉行所ベルギービールの魅力より)
夏の農作業中に飲む(!)って、びっくり、というか、羨ましいというか、おおらかというか。だからこそ、アルコール度数は5%程度にし、ホップの苦みを聞かせ、ドライで酸味のある味にしたそうです。
汗をぬぐいならごくごくと、、すっきりさわやか~そしてのど越しってところでしょうか。シーズンビールともいわれているそうです。
農繁期に季節労働者を受け入れるための福利厚生として、「うちは労働者にビールを〇リッター提供する」というのをウリにしていたそうです。
シリー醸造所というところでは一人1日8リットルのビールを提供していたそうです。8リットルって何パイントよ。20パイント近い?
夏の暑い時期の肉体労働ですから水同様ってことでしょう。いい感じにアルコールが回れば暑さもあまり感じないかもしれません。
現在はどちらかというと、味の特徴というよりも、ペールからアンバーな色の5~6%のビールをセゾンビールという傾向にあるらしいですが、このMIYAMA BLONDEは本来のセゾンビールに準じたスタイルを目指し、なおかつ、地産地消という考えと、美山錦という独自性をプラスしたユニークな味わいではないかと思います。